エクセルで重複するデータを確認する際、目視で行うと見落としのリスクがあります。データの量が増えるほどこのリスクは高まるので、ここはエクセルの機能に頼りましょう。
この記事では、関数や書式設定を使わずにエクセルで簡単に重複データを削除する方法を解説します。
- 関数などの難しいやり方は苦手
- もっと簡単にエクセルでデータの重複チェックできる方法を知りたい
エクセルで簡単に重複データを削除する方法
データの重複を簡単に削除するには、エクセルの機能「重複の削除」を使います。
次から詳しく解説していきます。
重複をチェックするデータの準備
今回は例として、架空の複数の商品の入荷日リストを使って解説していきます。
まず古いリストを準備します。
この例では、入荷日がまちまちなA~Eという商品リストです。
次に新しいリストを準備します。
新しいリストには新たにF~Hという商品を追加しています。
フィルターで入荷日を若い順にする
入荷日を若い順にしたい場合は項目にフィルターを設置します。
まず項目のセルを選択します。
ツールバーの「並び替えとフィルター」をクリック。
「フィルター」をクリック。
項目のセルにフィルターアイコンが設置されました。
「入荷日」のフィルターアイコンをクリックし「昇順」をクリック。
入荷日が若い順になりました。
重複チェックするデータを並べる
重複チェックしたいデータが準備できたら次は別シートか空いたスペースで、チェックするためのスペースを用意します。
そこに、わかりやすいようにリストと同じ「商品名」「入荷日」と入力した項目セルを作ります。
項目セルの下に古いリストを貼り付けます。その下に一行空けて新しいリストを貼り付けます。
「重複の削除」で重複データを削除する
では「重複の削除」で重複したデータを削除していきます。
まず古いリストと新しいリストをまとめて選択します。
メニューバーの「データ」タブをクリックします。
ツールバーの「重複の削除」をクリックします。
全ての項目(今回は「商品名」「入荷日」)にチェックが入っていることを確認し「OK」ボタンをクリック。
新しいリストから重複データが処理されました。
重複しているデータが削除され最新データのみになる
重複処理後は上側の古いリストのほうはそのまま残りますが、下側の新しいリストのほうには追加した最新データのみが残ります。
データは完全一致で削除となる
データは完全一致で削除されます。
試しに新しいリストの中の商品名「E」の入荷日だけ変更してみます。
この状態で重複の削除を行うと
商品名「E」が削除されずに残りました。
つまり一部でも相違箇所があると重複処理されないということになります。
まとめ
膨大な量のデータの重複チェックを目視で行うのは大変ですし見落としのリスクがあります。ですが今回解説したやり方だと見落としもなく時短にもなります。
以上、簡単にエクセルの重複データを削除する方法を解説しました。